2014年01月の記事 - 月に語れば
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高橋郁子

Author:高橋郁子
もろもろ脚本・朗読劇の演出も
(シナリオ作家協会所属)
Twitter :@ikuko_t

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月に語れば

或る脚本書きによる、気まぐれブログ。
2014年01月の記事

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言葉の楽譜


今日はホン(脚本)について書きます。

一般的な朗読劇は主に、小説(またはその形式に近いもの)を
語るものが多いように思います。
そんな中、私が書いているのはあくまで、語るため聞くためのホンです。

耳で捉える面白さを追求してみると、語感が大切になってきます。
リズムや発声、音が持っている印象に気を使います。
(例えば、カ行は耳にキツく聞こえるなど)
読む文章としては破綻してしまう部分があっても、
優先させたいのは聞いて分かりやすい言葉選びです。

また、公演を既にご覧いただいた方にはお分かりいただけると思いますが、
二人三人と語り手が複数いるときは、
重奏のようにセリフを組んでいるのが特徴にあります。

句読点は休止符。
文章を書くというよりも、楽譜を書いている感覚に近いかもしれません。
過去にご出演いただいた役者さんの中には、
説明をしなくとも、台本を読んで感じ取ってくださる方もおられました。

もうひとつの特徴として挙げられるのは、
セリフ、モノローグ、ナレーションで語り手を分けるのではなく、
一人の語り手が全てを使い分けながら、語るようになっているところです。
その為、語り手にはかなり瞬発力を要求する作りになっています。
難しいことを体現してくださる役者の皆さんには、毎度頭が下がる思いです。

語り(朗読劇)は、どうしてもお客様に集中力を要求してしまうジャンルです。
少しでも耳に楽しく、耳に飽きない工夫を脚本には散りばめています。



語り、朗読劇、読み芝居、リーディング、etc……。
形容はどうであれ、文章と声の力で世界を表現することに変わりありません。
私のスタイルに限らず、この「聞いて想像する」という楽しみが
もっともっと広がっていけばいいなあ、といつも願っています。
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THEME:演劇 | GENRE:学問・文化・芸術 |
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